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朝起きたら自キャラになってた:避難所
- 1 :Furcifer ◆MwNTY7GtwI :06/08/14 18:16:42 ID:xE5Y6dr0
- 朝起きたら自キャラになってヴァナにいた。。。という前提で
ストーリーを作っていくスレ、の避難所です。
前提さえ満たしていれば、大抵どんなブッ飛んだ設定で物語を展開してもおk!
基本的に作者様毎の物語はそれぞれ別物です。互いに矛盾や理不尽があってもおかしくないです。
あと、ででおの話を書かれても構いませんが、ででおの話を書く趣旨のスレじゃないです。
保管庫
ttp://ss.ga4.net/
ttp://wiki.livedoor.jp/jikyaramatome/d/FrontPage
前スレ(保守し損ねましたごめん…! orz)
お題:自キャラになった、でお話を書くスレ12(dat落ち)
http://live19.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1153151289/
さしあたってこちらに避難&誘導させていただきます。
ネ実に13を立て直すか、ここを13として続けるかはそれから考えましょう。
- 330 :21・Air:07/07/09 21:19:23 ID:???
- ネ実に投下しようとしたら、見事に書き込み規制でした。
>>319-326 をよろしければどなたか転載お願いします。
- 331 :(・∀・):07/07/09 22:15:59 ID:???
- もう立たないのかと思って昭和枯れすすき状態になりながら第二部予告編とか書いてた俺pop!
本編も普通に書かないとなのに何をやっているのかと…
>>319
投下おつです! 尻尾が白いのはなんでだろうなんでだろう
某L嬢の衣装をそんな風に形容した人は初めて見ましたw 言われてみれば確かに。
いのり、えいしょう、ねんじろ…? 転載了解、お任せあれ〜
注:↓パラレルとかそういうアレなので画面は開発中のものですという感じでご覧ください。
色々あって、私は一人になった。
"僕"はもういない。
必ず迎えに来るから、そう言い残して私の頭の中の大部分を元通りにして、消えてしまった。
しかしながらその言葉通り戻ってくるのが、果たして本当に"僕"自身なのかというと、正直疑わしい。
あんなに分かりやすい白黒になって、連続魔のリキャストが3分な上に女神の祝福まで発動とか、
はっきり言って正気の沙汰じゃなかったし。
先輩ももういない。
恐らくは"僕"が私の記憶のいくらかを削り取って"この世界にはない元素"に変換し、
この世界には存在しない魔法を行使して、先輩という存在が内包するこちら側と向こう側の要素それぞれを、
あるべき処へ帰したのだろう…とは、"僕"が蛇蝎のごとく嫌っていた、パンプキンヘッドの人…
もとい、ジュデッカさんの弁。
おかげで今の私にとって、向こう側の世界はますます遠いものになってしまった、ような気がする。
でも、先輩が本当にちゃんと無事に戻れたのなら、それはまあ、いいか。
ところで、なんでそのGMもどき関係者の人が私にそんな親切に物を教えてくれるのかって?
それは…ええと…大変、説明しづらいことなのだけど……。
首輪から垂れ下がる、先端にエンブレムが付いた銀色の鎖をなんとなく弄ぶ。
私が今いるのは、窓も扉もない、石造りの部屋。ここにいると、お腹も空かないし眠くもならない…。
申し訳程度にベッドや机、本棚が備え付けてあったけれど、
本棚に収められていた本はもうずいぶん前に読み尽くしてしまったし、
眠くならないのではベッドはふかふかしているだけ、それ以上の意味をなさない。
向こう側のゲームとしてのFFでは全く縁のない場所だったけれど、
実際収監されてみると、これはなかなかきついものがある、と思う。
ああでも、本物はマジで何もない部屋だからなぁ、それを考えると待遇としてはずっといい方なのか。
いつものように、ここに至るまでの道筋を、そう頭の中で反芻する。
今は無事な記憶でも、何の拍子にまたアクセスできなくなるか分からないし。
それにしても、ものを考える自由までは奪われなくてよかった。
物理的にはたった数メートル四方の部屋でも、私の頭の中にはずっと広い世界がある。
ああ、なんだか暗い趣味だとか思われそう。
ふとそんな事を考えたとき、部屋の隅に赤い光の輪が灯った。
- 332 :21・Air:07/07/10 00:44:53 ID:???
- *おおっと*
Air は、かきこみきせい になった!
転載ありがとうございます。
- 333 :21・Air:07/07/11 01:39:04 ID:???
- また投下しておきますね。
夜、湖でバサバサの髪を洗って、ハサミで長さを整えながら初めて気がついた。
真っ白になってる…。
そういえば尻尾も白いんだ。
たしか自分は、いや自キャラは、オレンジでボブカット3bだったような…気がする。
心当たりといえば、ハラキリ。ヒモなしバンジー。それから、なにかにすごくぶつかったたような、ボンヤリした記憶。
たぐろうとしたらまずハラキリの感触をくっきりはっきり思い出した。…気持ち悪い。そりゃ髪も白くなる。ともかくバンジーもハラキリも頭から追い出す。
はたまたこれは自キャラではなくて、倉庫キャラ一人目、3a白ボブカット、妹のエリー(Arie)か?
とまで考えて恐ろしい考えが頭によぎった。くらくらと周囲が揺れる。よかった。
倉庫2人目のハゲガルカ、ジーストレングス(Gstrength)だったら死にたいところだった。
ま、起きたらミスラだったことに比べたら、髪色ぐらいなんてことない。
体を拭いて、レギンスとサブリガを履きながら声をかける。
「荷物がなくなってるから、一度サンドリアに行きたいんだけど…」
たぶん何かある。というかなかったら困るんだ。まともな服がない。
「ん、体大丈夫タル?」
「うん、明日になったら元気元気だよ」
「舟1個だし、サンドリアまで一緒に行くタル。ボクも魚売ってオレンジ買いに行くタル」
「ありがとね」
「困ったときは、お互いさまタル?」
- 334 :21・Air:07/07/11 01:40:08 ID:???
- マーティンはとても優しい。
迷惑じゃないんだろうかと少し不安になるぐらい。
そんなことを考えながら眠りに落ちた。夢は見なかった。
■ルフェ湖・小舟
朝の光が薄く差し込む。天気は曇り気味で、少し風もある。湖には少し霧が出て、夢の世界のように、ぼんやりとかすんでいる。
なんとか体裁をととのえた服は、ぼろぼろのブーツ、ぼろぼろのサブリガ、胸には布をまいて…世紀末救世主みたいでちょっと可笑しい。
岩壁に掘られた冷蔵庫から小舟に、魚を詰めた木箱をのせる。冷蔵庫は岩をくり抜いた玄室で、氷のクリスタルや塊をいくつかおいていた。
「いやぁ、運んでくれて助かるタル。いつも運ぶのに苦労するタル」
「にゃは」
マーティンは優秀な釣り人のようで、木箱には(マーティンよりも)大きなサーモンもいくつか並んでいる。
小舟に魚を詰めた木箱をのせて。マーティンの漕ぐ舟が、湖をゆっくりすべってく。
「Ever drifting down the stream.
Lingering in the golden gleam.
Life, what is it but a dream?」
(流れに沿いてゆら流れ、
金色の海をただよぅて、
人生はただ夢のよう)
マーティンの歌声、天使の歌声のような、ボーイソプラノが細々と湖を渡っていく。
舟は水面と霧だけの世界を進んで、ゆら、ゆら、ゆられていつしか眠りに、
- 335 :21・Air:07/07/11 01:41:54 ID:???
- ■*いのり*
ゆら、ゆら、色が揺れている。目を開いても、閉じても。すべての色が混じり合って黒色の光がゆれている。
まただ、閉じこめられて体が動かない。
「おまえたちは、災い、悪夢であり、
世界をおおう恐怖、悲しみ、絶望そのもの…」
暗闇の中。幾千もの怨嗟のうめき。それを引き裂いて、唄声がとどろく
「災いを祓わねば。
闇は払われねば」
溶けていく、なにもかも闇の中に溶けていく。
「桟橋についタル」
「うあっ、おはよ」
マーティンに肩をゆすられて夢は終わった。霧雨がパラパラとふっている。薄暗い森、桟橋につながれた小舟が波にゆられている。遠くに高い城壁が見える。
「なんだか、うなされてたけど大丈夫タル?」
「船酔いかな、ハハハ…」
「ほんとに大丈夫タル?」
「あら、ここは?」
「北サンドリアのギルド桟橋なのタル」
「ここ、とても昔に、来たような気がする」
「ここで、休むタル?」
- 336 :21・Air:07/07/11 01:42:07 ID:???
- 「うんにゃ、モグハウスだけだし、街までさくっと行こう」
茂みにおいてあった荷車に、魚の入った木箱を積み込む。
マーティンが引く荷車を後ろから押して、森の中を進む。子馬みたいにでかいカブトムシやウサギがいた。この世界こええー。
城壁が近づくにつれ、たいまつをほのかにかかげた城門が見える。城門の横には中年のエルヴァーンの衛兵が寄りかかって立っている。
「ご苦労様タル」
「ようマーティン。釣果はどうだったい」
「今週は、サーモンにだいぶ脂がのってきタル」
「そうか、そりゃこれから楽しみだな、今晩あたり食堂に行くか。ところで、そっちのお嬢さんはどうしたんだい?」
「道に迷って、ルフェ湖についたらしいのタル」
「お嬢さんは旅人、それとも冒険者かな?」
「はい、サンドリアに所属する冒険者です」
「そのなりじゃ、随分ひどい目にあったようだな。だが無事に戻れて良かったな、ゆっくりしていくと良い」
「ありがとうございます」
- 337 :21・Air:07/07/11 01:56:16 ID:???
- 門の中の街は活気にあふれて、大きな荷物を積んだ荷車や、商人、職人たちが忙しく歩き回っている。
「気をつけて行くタルよ?」
「うん、ありがと」
「夕方にまたここで待っておくタル」
マーティンは荷車を引いて、いつも魚を買ってもらう食堂へと向かう。
それを見送って、モグハウスに向かった。
投下おわりでございます。
あーもう、eoだめだなんだ規制包茎Ah戸田節炸裂でがっかり来ます。
>>18 20行制限とか違うのですね。
いやぁもう転載ありがとうごじあます。
>>25 手伝い中に落ちることになった。
次にログオンしたら、目の前にヴリトラ\(^o^)/(マジ話)
また規制なので、転載お願いいたします。
--- ここ用レス ---
>>331 バレタ!…そらわかりますね。なんかタイトル考えるの苦手で…。
- 338 :(・∀・):07/07/11 22:03:06 ID:???
- てすt
- 339 :(・∀・):07/07/11 22:04:03 ID:???
- ここなら書き込める……
なぜアク禁……保守れないよ!
- 340 :21・Air:07/07/11 23:13:54 ID:???
- eoまだまだ規制中、 ま た 大 阪 か 。
めげずに投下いたします。
転載して頂いてる方には任務ご苦労、ニャンネットをかけてやろう。ぎょいーん。
というぐらい、感謝しております。ありがとうございます。
■サンドリア
「居住区名・ヴェーブィファオ、1階の068号室…と、ここでいいのかな」
番号を何度も確かめ、モグハウスの扉を開ける。
部屋の中には、みっしりとタンスが並んでいる。な、なんだこの部屋は、そして目の前に白いコアラのようなもの、モーグリがいた。
「ご主人様、おひさしぶりクポ!!!」
頭を下げ、ひざをつく
「ヴェルデラッテ・アリア・レステランダ、御許にはせ参じました。お久しうございます、ドン・ディエゴ・ファルディンステン・モグレトラル閣下」
「ドン!?閣下!?ク、クポッ!?」
「HAHAHA It's a ジョーク、ジョークデス、オゥモグTARO!ヒッサシブ〜リネ!」
バッシバッシとモグの肩を叩く。
「…ご主人、昔と全然変わってないクポ。3年前、急にいなくなったから心配したクポ?」
「うふふふふ。長旅から戻ったのよー。モグタロは、い、ま、も、フサフサップニプニかなぁ?」
もふもふもふもふもふ。
「クポポポ〜〜」
「やwわwらwかwwww」
- 341 :21・Air:07/07/11 23:14:19 ID:???
- 「オホン、ところで久々だから聞いておきたいんだけど私のレベルは?」
「職業は…全部1レベルクポ!」
「ふぁ?全部?」
「なんだかちがうような…気がするクポ。何個か75レベルの職業あったクポ?」
「…だよね?DA・YO・NE?」
「それネタ古すぎクポ」
目を見合わせてしまう。モグの小さくて真っ黒な瞳がどこを向いているかは、なんだか良くわからないのだが。
「でも、この冒険者票に書いてあるクポ」
サンドリア所属 ランク1
ALLJOB レベル1 すべての合成スキル レベル1
飛空挺パス−非所持 ミッションランク−1
とにかく1、まるで初期状態。まるでじゃない、完全に。
「あらほんと、まぁ…うん、久しぶりに戻ったからじゃない?じゃ〜今の職業は?」
「えーっと、シーフ/獣使いクポ!」
「サポートあるのが驚きだよ。というか、ナイトとか30レベルじゃなかったっけ」
「むしろサポート取得が18レベルクポ」
「あー、まーうん、きっとレベルだけリセットされたんだね、ハハハ、あ、そうだ、金庫に預けてるものはある?」
「金庫の中身は…えっと…タンスでいっぱいクポ!」
「どないやねん、金庫にタンスて、庫にタンスて、にタンスて…」
右手のスナップをきかせてつっこみを入れる。
「エコーきかせないクポ!モグが管理する50個を、便宜上金庫と言うのクポ!そういう仕組みクポ!」
- 342 :21・Air:07/07/11 23:16:57 ID:???
- 「…うー、深くは聞かないよ。で、タンスの中は?」
「タンスの中身は…」
モグがタンスの中身を見ようとうろうろするが、タンスは横向きにみっしり並んで開かない。
「コレだけ、タンスをおいたのは、どこの、バカだ」
「ご主人がお」
「シャラップ!」
タンスをえっちらおっちら並び替えて開ける。なにかのステーキ、串焼き、煮込み、パイ、干物、スシ、ドリンクの瓶、その他食品、食品、食品、どれだけ食品を買ったんだ。ふたり顔を見合わせ、
「カリカリクポ…」
「カリカリクポ…」
たぶん、引退宴会の余り物。そういえば競売に出品された料理を買い占めたっけ…そのタンスのさらにコッファーの中から、ボロボロのビニール傘、彫金眼鏡、カッパーインゴット、高級腐葉土、タンポポの種、レザー装備+1、包丁。
「これは??新アイテムクポ?」
「この袋はタンポポの種、こっちはヘンケルスの包丁、ステンで切れ味いいのよ。これは…ビニール傘、かな。壊れてるけど。」
「タンポポの種、ヘンケルスの包丁、ビニール傘?クポポポポ?」
「リアルの品物…これかぃ…ま、まぁ、たいしたものじゃないけど手に入れるのは…大変…かなあ?」
「リアル?なんかそんな単語をモグネットで聞いたような気が…」
「ねーモグ、他の防具とか、武器ない?」
すばやく会話のタゲをそらす。正直、スレの話とか、リアルから持ち込んだ物品とか、来訪者関係の話はいちいち説明したくない。ていうか釣りをして気ままに暮らしたい。
「モグは金庫の中しかわからないクポ〜」
「そっか、ないのかぁ。じゃあ、これ着るの手伝ってよ」
- 343 :21・Air:07/07/11 23:18:31 ID:???
- 「1レベルじゃあ着られないクポ。ク、クポ?」
さくっとブーツを履いた。別になんとも無く着られる。きつい…けど。
「クポポポ?」
「気にしない気にしないにゃ♪あとで一緒にご飯でも食べに行くにゃ♪」
「ほんとクポ?!」
「マジピョンマジピョン、ねーちょっと手伝ってよ」
少しだけ残っていた肌着と、アンド彫金メガネ
どこから見ても駆け出し冒険者だ。
レザー装備をモグになんとか着せてもらう。サイズが妙に、きつい。すごくピチピチのような。
「ご主人、なんか太ったクガモバ、ヒ、ヒドイクポ!ペッペッ、スシの干物は食べないクポ!モグタロはただ服が入らないから事実を言って、言って、言ってないクポ!
きっと置いてたからちぢんだ…そう、ちぢんだクポね、これは!きっとそうクポポ!」
(今たしかに耳元まで裂けるような笑顔で、ニコニコしたクポ!?あれはきっとかじる顔クポォッ!)
「やー、これは新しく買いに行かないとねぇ」
「ご、ご主人、そういえばなんか髪の色変わってるクポ?」
(さっきまでの話題は命にかかわるクッポォォオ)
「まぁ〜色々あってね、そうだ、モグタロちょっと長さ揃えてよ」
「わ、わかったクポ」
「適当でいいよ、適当で、こーいうかんじに」
モグがいそいそと髪を散髪する。真っ白な髪がバラバラおちる。一番多いラフィーナタイプにでもなってたのかなぁ。というか、髪型ぐらい変えたいわぁ…。
「できたクポ!」
手で触ってみたかんじ、だいたい問題なくそろったようだ。長いのは落ち着かないから助かった。
- 344 :21・Air:07/07/11 23:18:56 ID:???
- 「1レベルじゃあ着られないクポ。ク、クポ?」
さくっとブーツを履いた。別になんとも無く着られる。きつい…けど。
「クポポポ?」
「気にしない気にしないにゃ♪あとで一緒にご飯でも食べに行くにゃ♪」
「ほんとクポ?!」
「マジピョンマジピョン、ねーちょっと手伝ってよ」
少しだけ残っていた肌着と、アンド彫金メガネ
どこから見ても駆け出し冒険者だ。
レザー装備をモグになんとか着せてもらう。サイズが妙に、きつい。すごくピチピチのような。
「ご主人、なんか太ったクガモバ、ヒ、ヒドイクポ!ペッペッ、スシの干物は食べないクポ!モグタロはただ服が入らないから事実を言って、言って、言ってないクポ!
きっと置いてたからちぢんだ…そう、ちぢんだクポね、これは!きっとそうクポポ!」
(今たしかに耳元まで裂けるような笑顔で、ニコニコしたクポ!?あれはきっとかじる顔クポォッ!)
「やー、これは新しく買いに行かないとねぇ」
「ご、ご主人、そういえばなんか髪の色変わってるクポ?」
(さっきまでの話題は命にかかわるクッポォォオ)
「まぁ〜色々あってね、そうだ、モグタロちょっと長さ揃えてよ」
「わ、わかったクポ」
「適当でいいよ、適当で、こーいうかんじに」
モグがいそいそと髪を散髪する。真っ白な髪がバラバラおちる。一番多いラフィーナタイプにでもなってたのかなぁ。というか、髪型ぐらい変えたいわぁ…。
「できたクポ!」
手で触ってみたかんじ、だいたい問題なくそろったようだ。長いのは落ち着かないから助かった。
- 345 :21・Air:07/07/11 23:19:44 ID:???
- 「おお〜ありがとありがと」
もふもふもふもふもふ。
「クポポポ〜〜」
「よっしゃ、ご飯行こう。おごるからお金貸して。無い。」
「クポッ!?…あ、た、宅配におかね入ってるクポ!48万ギルが届いてるクポ!あ、あぶなかったクポ」
「なんのお金だろ?」
「それぞれ矢筒【Mボルト】1ダースの落札代金、とあるクポ。競売の落札金クポね。コレは、モグメモによれば合計で142個も落札されてるクポ!クプププ」
「そんなの競売に出してたねぇ、懐かしい」
「そういえばご主人、お金無いクポ?持ってたお金はどうしたのクポ?たしか5千万近くあったクポ?」
「離れる前にさ、昔のフレンドのポストに適当に入れた。あー、装備もそういえばあげたんだ」
(´゚ω゚):;*.':;ブフォ:
「いくらなんでも無茶苦茶クポ…」
「まぁまぁお金なんて、ご飯して服がちょっとあればいいよ。必要を満たすのはコップ1杯の水だが、欲望を満たすのは海を飲み干すより難しい、ってね。さー食べに行こう」
「なんだか、適当さにみがきがかかってるクポ…」
モグに案内されて南サンドリアに出る。高い城壁に囲まれた、石造りの古い町並み。
「さびれてるねぇ」
窓とドアが板で閉じられた家も多い。
「人口がだんだん減ってるらしいクポ。最近は冒険者の人も入ってきているけど、サンドリアから別の所へ働きに出るモグも多いクポ〜」
「魔法はウィンダス、技術はバストークだもんねぇ。森と狩猟を守って〜だと、勢いのある国には負けるんだよねぇ。私は発展しないほうが好きなんだけど」
- 346 :21・Air:07/07/11 23:20:55 ID:???
- 幾人か冒険者とすれ違ったが、みんな慌ただしく走っていく。
「冒険者がやって来るぐらいで、丁度良いのかな、お、そこの喫茶でいい?モグタロなにか食べたいものある?」
噴水の隣のオープンカフェ。
「ミルクたっぷりサンドリアティークポ!」
「それならアップルパイだねぇ」
注文して、他愛もない会話をして待つうちに、サンドイッチとアップルパイ、ミルク、サンドリアティーが並べられる。
紅茶の香りフワッ ミルクトットットッ…
「これはおいしいクポッ、ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」
「モグタロ、もちょっとおとなしく食べなさい><」
「いやーおいしかったクポ!ご主人は今日はどうするクポ?」
「ん〜慌ただしいけど、夕方までに待ち合わせがあってね。しばらく留守にするかも。でね、買い物モグタロも手伝ってよ」
「わかったクプ〜」
「ほらほら、ジャムついてるよ」
- 347 :21・Air:07/07/11 23:21:27 ID:???
- いつも通っていた、テレビ画面の中のサンドリアよりもずいぶん建物が多い。こんなに狭くて、街の人はどこに住んでいるんだと思っていたけど。
路地や小さな商店をモグとうろうろして肌着をいくつかと、黒色のフードつきロングコートを買った。
色落ち品で一つ160ギル。見た目のためにレベルをあげたのが嘘のよう。
まぁ、そういうものだろう。それから防具屋でサイズのあうレザーアーマーをみつけて、購入。
通りを歩いていると漢字で「湯」と書かれたのれんの下がった建物。銭湯かぁ、風呂さはいりてなぁ。…漢字で「湯」?今まで気にしていなかったが、考えてみればフニャフニャの筆記体のようなこの文字を普通に読んでいた。
うーっ、アリアの記憶とチヨコがごちゃ混ぜになっているのか。まいったなぁ。
「あれは最近話題核熱の銭湯クポ!」
「へぇ〜」
思考から現実に引き戻された。
「あそこはいつでも、お風呂につかれるのクポ〜」
「便利になったのねぇ」
とはいえ、お風呂に入る時間は…
- 348 :21・Air:07/07/11 23:22:02 ID:???
- ■*おおっと*
「ハァ〜」
湯船で足をのばす。
「クポォ〜」
モグも短い手足をのばす。
【湯】【計り知れない相手です】
いつのまにか引き寄せを受けてしまった。
他にも幾人か、エルヴァーンのお姉様がお風呂をしている。
なんというモデル体型(^o^)自分だけが間違いなくおこちゃま。
ときどき視線をかんじるが、モグと風呂するミスラが珍しいのだろう。
ちょっとはしゃいでしまったし。
お風呂が終わってからはあわただしく、荷物をハウスでまとめ、要らない物を捨て、名残を惜しむモグをのこして待ち合わせ場所へ。
まだ夕方にはちょっと早くて、マーティンは来ていないみたい。
- 349 :21・Air:07/07/11 23:22:34 ID:???
- 他のあてもないので、近くの木工ギルドや鍛冶ギルドをのぞきこんで。
「やぁ、新米冒険者さんかな?」
エプロン姿の、エルヴァーンのお兄さんが優しげに声をかけてくれる。
「まぁ、そうです、はい。なんでわかるんですか?」
「ハハハ、そんな風に珍しげにギルドを覗き込んでいるし、見たところ鎧も新品だ。おまけに武器も持って無いじゃないか。」
「あ〜そうですね、えへへ」
「ギルド登録がまだなら、冒険者票を登録すればクリスタルがもらえるよ。うん、登録はまだみたいだね。ちょっとこっちの受付で記入してくれるかな?」
「これできみは、鍛冶ギルド見習いだ。これから合成の腕をあげて立派なギルドの一員になってほしい」
笑うと白い歯がキラリと光る。
そして火のクリスタルを、手に優しく乗せてくれた。
うーん、すごくさわやかだなぁ。
「とりあえず合成ってどうやるのにゃ?」
「大雑把に言うとクリスタルの魔力が素材を変質させるんだ。クリスタル合成中は、課程よりも完成品の強いイメージを持つこと。」
「ふんふん、にゃるほど」
「手で品物を作るときにも、完成品をイメージして作り上げるだろう?それと同じさ。だから実際に品物を身に付けたり、手で触ったりしてイメージを強く持つんだ」
「むむ、そういえば素材もってたような気が」
カバンの底から布で包んでいた金物−インゴット、なべ、包丁をとりだす。
「んむむ、これだ」
「カッパーインゴットを持ってるのか。じゃあオニオンソードを作ってみたらどうかな?え?見たこと無いって?
たしか1本ぐらいは入り口にかざってあったような…あった、これだ」
- 350 :21・Air:07/07/11 23:23:07 ID:???
- 布の上にインゴットをおく。ブロンズソードを持って、ちょっと振ってみる。
「うん、やってみます」
炎のクリスタルをもって、思い浮かべるは胴の刃。
流すは魔力、感じるはクリスタルの鼓動。
強く強く、イメージする。
クリスタルの魔力。
…青白い光、刃、永劫の戦い、血、炎、孤独、小さなともしび
「お、おい」
ハッと目を開けると、目の前には一抱えもある炎が白く燃えさかっている。
炎は剣に吸い込まれ、布の上にゴトンとオニオンソードが落ちた。
いびつだけど、ヤターオニオンソードデキタヨー!!
剣は紅く熱を放っていて、布が燃えあがった。
「キャアア」
「うわっ、水、水」
テキパキとお兄さんが近くのバケツで水をくみ、布の火を消した。それからオニオンソードをやっとこでつかんで、近くの消火用水槽につける。蒸気がもうもうと上がる。
「すごいな、あんなにクリスタルの力を引き出すなんて。かなり素質あるぜ?鋼とか、もっと熱のいる金属も加工できそうだ。」
「いやぁ、過ぎたるは及ばざるがごとしていいますし…」
- 351 :21・Air:07/07/11 23:23:29 ID:???
- 「なにしてるタル?」
「あ、マーティン。ちょっと合成をね、教えてもらってたの」
「彼女、なかなか素質あるんじゃないかな」
「もう夕方だったのね、ちょっと待ってね」
「ボクは待っててもだいじょぶタルよ?」
「いいのいいの、ちょうど区切りついたし」
あわてて荷物をカバンにしまう。
「そのブロンズソードは、布を巻いて、こうして皮紐でつっておくと良いよ」
「いろいろ教えて頂いて、ありがとうございました」
ぺこり。
荷車の木箱のとなりに、自分の荷物をドサッと放り込む。
「じゃ、いきましょ〜」
荷車を押して、桟橋へ向かう。
- 352 :21・Air:07/07/11 23:31:36 ID:???
- 以上です。
実際設定とか、あまり気にしていないと思います。
テンプレを書いていないのは、まだ書きたくないキャラの秘密がもごもご。
お話は残り半分ぐらいなのでがんばります。
>>340-343
>>345-351 でした。
P.S 気が向いたら、転載して頂けるぐらいで…。
これだけ規制長いと避難所でも良いかな、なんて思ってしまいますね。
P.P.S
>>344が2重投稿になってしまった…。
- 353 :(・∀・):07/07/12 03:55:04 ID:???
- 投下乙です。
最近はテンプレも必須ではなくなってきているので・・・
ネタバレが嫌なら、隠したいところは書かなくてもOKですよw
明らかにジョブがはっきりしているのに、いまだに不明な人とかいますしね。
- 354 :21・Air:07/07/12 09:01:03 ID:???
- じゃんじゃん投下するボク限りなくニートな家事手伝い。
■北サンドリア・桟橋
街を出て、衛兵さんに挨拶して、ギルド桟橋まで戻ってきた。
霧雨に濡れて、森の輪郭はますますぼんやりしていた。
でっかいウサギも木の下で、草を食べてる。
道の真ん中に、バカでかいキノコが生えている。
ファンタジーだなぁ。食べたら片方でちぢんで片方でのびるかなぁ、なんて思っていたら、カエルみたいな手足があって、ピョコピョコ動いた。き、きもちわるっ!
おまけにキノコの中央には、カエルみたいに左右に広い大口?がついていた。
獣使いだったとき、よくこんなのをあやつっていたなぁ。わたしには無理。コレと心通じ合わせるとか無理だ。
「そういえば、ハウスに荷物きちんとあっタル?」
「うん、服もちゃんと着たよ。お金もちょっとあった」
「さっきから気になっタルけど、腰にさげた植木鉢は、なんのおまじないタル?」
「ぬっふっふ、これは高級腐葉土といって、(たぶん)植木鉢育ちのベンっていうノートリアス・マンドラゴラを呼び出せる(はず)の餌なのにゃ!…どうやって使うんだろう?」
「ッタル!?アイテムとか使ったことないタル?たぶん合成と一緒タル。中の触媒の魔力を引き出す、はず…タル」
「なるほどにゃー、さすがマーティンint600はあるにゃー」
「ほとんどのアイテムの基本タルよ!?」
- 355 :21・Air:07/07/12 09:01:38 ID:???
- 植木鉢を持って、意識を懲らす。
中になにかの種と、丸っこい球根のような物が入っているのがわかる。
おーい、でておいで?
植木鉢からぴょこん、と双葉が飛び出る。
「にゃ?」
早回しのカメラのように双葉の間に新芽が出来る。
タンポポのようなギザギザの葉がにょきにょきと何本も延びて、最期に真ん中から大きな蕾がのびる。
そして、植木鉢の中から 白く丸い頭を持ったマンドラゴラが飛び出してきた。
空中で華麗に横4.5回転し、着地する。
「で、伝説のクワドラブル・アクセルにゃ!!9.85!」
「ピッピィ!」
「おお〜高級だから、普通のマンドラゴラと違うんタル?」
「んにゃ?」
「ッピ?」
「普通のマンドラゴラ、頭が双葉タル。これはなんだか大きいし、花が咲きそうタル。」話をしている間にウサギが鼻をピクピクさせ、ベンに近づき頭の花を食べ始めた。
「!」
ベンがとびあがり、手でウサギをバシッとはたく。
反撃に1瞬驚いたウサギは、後足でベンに対して斜に構え、2、3度軽やかなステップを踏む。
そして、スパーンと見事な前蹴りがベンに決まった。3回ほどアングルを変えてベンがスローモーションで倒れる。
- 356 :21・Air:07/07/12 09:02:13 ID:???
- ウサギはのっそりとベンに近づきまた花を食べ
「こ、こ、コラー!」
ウサギは飛び跳ねると、驚いて逃げていった。
「よ、弱いタル」
「ソ、ソウカモ。マンドラゴラだしね」
■ルフェ湖・小舟
小舟でゆら、ゆら
ベンは舟の舳先[へさき]で前を見てる。つぼみもゆら、ゆら。
アリアは冒険者票を片手でくるくると回してもてあそぶ。
全部レベル1だから、ベンが弱いのかな。
レベルあげでウサギ倒したり、オークと戦ったりなんてしたくないなぁ。怖くて出来ないよ。
初めてロンフォールに出て、ウサギ倒したのは画面の中だったけど。3日ほど気になって気になって仕方なかった。
いつのまにか倒すのに慣れていって、ふと思い出したときは妙に怖かったな。
- 357 :21・Air:07/07/12 09:02:34 ID:???
- これじゃヴァナ・ディールで生きていけないのかな。
大なり小なり、生きることは殺すことだけど。レベルあげって今思えば怖いな…。
うーっ、やらない。弱くてもいい。
あれ?今ふと植木鉢に見えた注意書、「級腐葉土 LV51〜」?
手に取れば、「獣使い,高級腐葉土,FlowerpotBen,効果:15分」とあった。
うーむ、職業とかレベルを無視してる?
ベンもタンポポだよねぇ、頭の上にゆれてるのは。
来訪者はバランスを崩す、っていうのはそういうコトなのかなぁ。
- 358 :21・Air:07/07/12 09:15:37 ID:???
- ---お話ここまで
>>42-45
本場イギリスでも最近は紅茶はティーパックが主流で。
しかも最近はコーヒーショップの方が多いとか。
葉っぱで煎れるのは、どちらかと言えば貴族の道楽みたいなものなんでしょうね。
---
ここようレス
>>352
わかる人なら、ル・オンの庭、尻尾-白、肌-白、シ/獣、セミ・ラフィーナ髪型
それからうなされる唄の内容でバレバレですよね、うん。
こっそり呼称もAで始まって最期がRで重なっていたり。
中の人チヨコは、起きたらミスラだった、やせた!スタイルイイ!バンザーイ!以降、過去とか自キャラについて、気にしてないから…。
> 朝起きたら自キャラになってヴァナにいた。。。という前提で
> ストーリーを作っていくスレ、の避難所です。
> 前提さえ満たしていれば、大抵どんなブッ飛んだ設定で物語を展開してもおk!
ちゃ、ちゃんと自キャラだよ〜、ウン。何でそうなったか都合あるよぉ〜ヾ(;´▽`A``アセアセ。とごまかしておきます。
- 359 :21・Air:07/07/12 09:17:31 ID:???
- レス番 >>353 でした…
とりあえずeoはまだ規制です。もうヌルポ。
- 360 :(・∀・):07/07/12 12:57:05 ID:???
- 本スレのかた……!
ホシュルは規制を食らっているんです!! ネタにもつまってるけど……
- 361 :21・Air:07/07/12 13:46:58 ID:???
- eoは値段が安いプロバイダだから特に規制がすごかったらしい。
本スレはすごい勢いでほしゅされアリアは深い悲しみに包まれた。
- 362 :21・Air:07/07/13 20:20:45 ID:???
- なんという規制さすがeoさすが。
本スレでhosyuする転載をしてほしいなぁ、と思うそんな梅雨の夜。
投下投下。
■ルフェ湖・岸 マーティンハウス
雨、雨、雨。3日ほどはずっと雨が降った。
釣りに出られないマーティンは器用に裁縫をしたり、釣り具をメンテナンス。
わたしはといえば散らかった部屋を片づけたり、雨漏りをなおしたり。
マーティンはそういった仕事は苦手のようで、とても喜んでくれた。
(タルタル族の身長ではタンスの上に荷物を置くのさえ一苦労だ)
ベンは呼び出されたままで、ちかくをうろうろしたり、雨の中水浴びをしている。
片づけて気づいたことは、荷物の中に包丁が入ってない。鍛冶ギルドまではあったんだけど…。合成のドタバタで忘れたんだ、きっと。
むぅ、砥石までバッチリ買ってきたのに。
仕方がないからマーティンの持ってたナイフを研ぐ。しゃっこしゃっこ、イーッヒッヒッヒ。気分は山姥[やまんば]。
ああ、マーティン怖がらないで、ただのノリですノリ。
外を見ながらユーミンとか椎名林檎を歌ったり。まぁあまりうまくは歌えないけれど。
マーティンは歌もハープも名人級だ、と思う。彼の知らない歌でも、2度目からは即興で伴奏をつけてくれる。…なんだかスナフキンみたいな衣装を着せたくなる。
そんな、穏やかな日々。
- 363 :21・Air:07/07/13 20:21:30 ID:???
- ■ルフェ湖・岸
マーティンハウスへきてから4日目の朝、久々の晴れ間。
まだほの暗い湖へ、マーティンは漕ぎだしていく。
なんでも雨のあとの日は、良く釣れるらしい。
小舟が薄もやの中に見えなくなるまで見送って。
私はお留守番。
洗濯も食器洗いも、ちょっとたまっているんだ。
…さて、やりますか!
タライで服を洗って、わかったことがある。
マーティンのウエストサイズ、私と変わらない。タルタルって…丸いなぁ。
そして、洗濯機がとても便利だということ。
水のクリスタルを使って洗濯を出来るらしいんだけど、ちょっとやめておく。なんというか前の合成みたいになっても困るし。
よし!洗濯干して終了!
青空に白い洗濯物がはためく。
くーっ、これよ、これ。
ふー、早めのお昼ご飯にしよう。
「るーらーらー」
適当な鼻歌を歌いながら、岩壁の小道をあがって。
上には畑があるらしいのだ。
なーにーがー植わっているのかな〜
んっふっふ。
一応、護身用のオニオンソードをさげて。
- 364 :21・Air:07/07/13 20:22:10 ID:???
- まるでシルバニアファミリーの世界に迷い込んだみたいな、小さな畑。
その向こうには日を浴びてきらめく湖面。
野菜を採るのは前にちょっと一休み。
岩のフチに、足を空中に投げ出して寝そべる。
白い雲が空に浮かんでいる
ほぅっ、とため息が漏れてしまう。
うつら、うつらしかけたとき、足音が聞こえ、
■振り返れば、奴がいた。
黒装束をまとった巨躯。背には長大な日本刀。
先手を打って話しかける。
「ねぇ、ただ生活することのなにがいけないの?」
落ち着いた声を出しているつもりだが、実際はどうなんだか。
「もどれ、自由は、ない」
「えーっと、もどれって、なんの事かしら」
リアルにもどれって事だろうな、やっぱり。
ガルカはゆっくりと刀を構える。動けば…斬られる。
- 365 :21・Air:07/07/13 20:22:39 ID:???
- 「神の扉を、守るのが、我らの存在理由」
「はい?」
予想しなかった問いに、間抜けな返事。
「まって、神の扉ってなんのこと?全然心当たりがないんだけど」
「我々の、役割を、はずれるならば、オマエは、存在してはならぬ」
わからない、わからないが、とにかくわかったことは、最後通告だってこと。
剣を抜こうと手を動かした瞬間。
すぐ背後に、軽やかに歌うような声が聞こえて、そちらを振り返った。
「定め有りて生き、定め有りて逝く そが天下の理… ブレイク!!」
真っ白な顔の、燃えるように赤い目の、黒い鎧を着たタルタルが浮いている。
その目を見たとたん、体は動かなくなった。
口も動かせない。
ガルカが刀を納め、わたしを背中にかつぎ上げる。
タルタルが背中の大鎌を抜いて、くるりとその場で回る。
鎌の軌跡が黒い円を描き、そこだけがぽっかりと切り取られたように漆黒の闇。
うなずくと、タルタルはその中へ消えた。
ガルカもその中へ入っていく。もちろん、かつがれたわたしも。
闇の中に入った瞬間、体がバラバラになるような、ぐらんぐらん揺すられるような、そんな感覚。
ジェットコースターのものすごく強烈なやつ。それに早回しで乗っているような。
そして、わたしは意識を失った。
- 366 :21・Air:07/07/13 20:44:51 ID:???
- 以上です。
本スレの話題とか参加したいのに出来【ナイト】切ないですね。
■予告編
「数千年、そして未来永劫の孤独!」
「持たぬ者どうし一緒になり、その名は友情」
「これってさ、運命的じゃない?」
「世界の意義は『絆』でしょ?」
「ヒトはね、なにかを犠牲にして生きてるんだよ」
−汝等破滅の使徒なりや?汝等聖なる御使なりや?内なる闇、内なる光、統べて人−
- 367 :既にその名前は使われています :07/07/14 10:27:26 ID:FADOaWRM
- うおお、ここも見にこなきゃあ。
切ないですな…
でも、見に来るyo!!
- 368 :21・Air:07/07/14 10:43:04 ID:???
- まーだ規制食らってるよ…
見に来てください><
そしたらやる気が(もっと)出ます。
- 369 :21・Air:07/07/20 07:45:16 ID:???
- 本スレアクセス規制開始されちゃった!?
投下しすぎた・・・。
- 370 :21・Air:07/07/23 19:10:21 ID:???
- あと2個で終わりというところで規制!く、くちおしや。
- 371 :(・∀・):07/07/26 02:55:02 ID:???
- 本スレ落ちたぽい・・・さすが夏・・・なのか?
- 372 :(・∀・):07/07/26 08:26:56 ID:???
- どうしても投下と保守になりがちで、下がりやすいですね。
雑談多めの方が良いと思うけれど、ネタがない!うむう。
- 373 :(・∀・):07/07/26 14:05:10 ID:???
- 軽く波風立つような話題投下すれば落ちない気もするけどねw
- 374 :(・∀・):07/08/02 05:11:35 ID:???
- 最近落ちるの早すぎて保守しきれない・・・
というわけで本スレ落ちたようです。
- 375 :air・21:07/08/02 06:44:22 ID:???
- 自分が投下してから2本も沈むと本当にヘコみます。
あーうー。
- 376 :(・∀・):07/08/02 07:02:16 ID:???
- 別にお前たちのためにやったわけじゃない。
使いたければ勝手に使え。
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1186005571/
- 377 :(・∀・):07/08/02 21:47:29 ID:???
- >>376
こっちでも乙! ありがとうありがとう。
- 378 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/08/25 09:02:08 ID:???
- アヤメさんとは、病院の玄関で別れた。
この人からこれ以上、ヒロについて何か聞く事は出来ないと思ったし、向こうもそう思ったのだろう。
だったら、何となく近寄りがたいこの人の傍にいるのは、やだ。
通りに出た。
まだ人通りはあるけど、この辺りは随分閑散としてきている。港や市街地の方に出れば別だが、この辺りにあるギルドや商店などは全て終了しているからだ。
冬にはまだ間があるけど、それでも風が少し冷たくて、心細い気持ちが少し強まった。
半分くらい無意識に、あの鏡を取り出していた。
この鏡でしか顔を見た事がないけど、両親の形見。わたしがこの世界で誰かと繋がっている事を証明してくれる大事なもの。
これを通して、色んなものを見た。世界の全てが入ってるような気がして、何か欲しいものがあった時も、これがあれば我慢できた。
でも、今はもう何も映らない。映っているのは、泣きそうな顔の自分だけ。役目を終えたんだ、なんて考える事にしていたけど、壊れてしまったんだろうか。
そして、ふと気がついた。
わたしがヒロの事を好きになったのって、これが映らなくなってからじゃない?
それって代わりって事?
欲しいものが映らなくなったから、代わりに何か欲しいものが必要になっただけって事?
そんなの…… そんな気持ち、好きって言えるの?
無意識に、ギュッと唇を噛んでいた。ヒロ、わたしどうすればいいの?
- 379 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/08/25 09:02:47 ID:???
- いつもわたしを慰めてくれた鏡が、いつのまにかわたしを責める道具になってしまっていた。
なんとなく捨てられたような気分になって、鏡をポーチに押し込むと、無理矢理明るい事を考える事にする。
ここまでで分かった限りでも、ヒロはやっぱり嘘をついてた。
財産目当てで結婚するなら、自分の分をモーグリにあげたりしない。結婚の条件にされたのかもしれないけど、いずれにしても結婚相手がまったく取り沙汰されないなんて変だ。
荘園が買えるほどの財産を手放して惜しくないなら、相手はもっとお金持ちのはず。下手をするとサンドリア貴族の中にだって、彼より貧乏な人はいる。
それに今のバストゥークの状況。
アヤメさんは事件ではなく事故だと言っていたけど、あれが偶発的なものじゃないという事はアヤメさん自身、言葉尻に匂わせていた。
そして姿を消し、銃士隊からも隠れてしまったヒロ。
何をどう考えても不自然すぎる。
だからやっぱり、あれは嘘なんだ。
そしてそれは取りも直さず、わたしの事を気にかけてくれているって事なんだろう。
うん、大丈夫。わたしちゃんと愛されてる。
だからわたしの方がちょっとぐらいやましいところがあったって、彼の気持ちに答えたいっていうこの気持ちは不純なんかじゃない。
でも、と足取りが止まる。
行き先を考えずに歩いていたというのもある。
だって、もうどこに行けばいいか分からない。彼が嘘をついていた事は分かっても、彼の所在についてはまるで情報が集まってこないんだ。
- 380 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/08/25 09:03:47 ID:???
- 夜になったからか、たまたまか分からないけど、ヒロのモグハウスの周辺は人が減っていた。
捜査に区切りがついたのか、彼のモグハウスは依然「立ち入り禁止」になっているものの、特に警備がついている様子はない。
同じ階全てが立ち入り禁止だから遠くから見るしかないけど。
同じ棟に入っていたモグハウスは全部移されたらしい。
こういう時の引越しってすごい乱雑にやられるから、時々装備が紛失したりするって聞く。
なんとなく申し訳ない気分になって心の中で謝ってから、別にヒロのせいじゃないと気がついた。彼、どちらかというと被害者だ。
銃士が調べた後じゃ何も分からないかもしれないけど、ひょっとすると分かるかもしれない。
でも立ち入り禁止。
警備がいないって言っても、人目はあるんだから、乗り越えたらまずいかな。
「どうしました?」
「ひゃう!?」
思案していただけなんだけど、それも怪しかったらしい。いきなり背後から声を掛けられて、思わず飛び上がっちゃった。
振り返ると、上品そうな顔立ちのヒュームが立っていた。口元に髭を整えた老紳士。あ、ひょっとして白髪じゃなくて銀髪なのかな。それじゃ老紳士なんて言ったら失礼かも。
紳士は困ったような顔をすると、一礼して非礼を詫びる。いい人みたい。
「失礼しました、わたくしアルベルトと申します。熱心にその建物をご覧になっていたようですが、何か気がかりな点でも?」
腕章にはジュノ大公国で公務に就いている事を示す紋章が刻まれていた。
- 381 :(・∀・):07/08/31 01:57:30 ID:???
- ナナコさんきてたー!
そのヒゲ紳士は危険だΣ(゜Д゜;≡;゜д゜)
にしても…本ちゃんのVer,up祭りは耐えたのに、その後の「両手武器強すぎました><」で落ちるとは…
- 382 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/08/31 10:24:24 ID:???
- 痛恨だったのは、返答に詰まってしまった事。
なんて言えばいいんだろう、ヒロの知り合いだとか言ったら、まずいかな。それとも、いっそ正直に言ってしまったら、何か手がかりを貰えたりなんて……しないかな。
「もしかして、あの棟にモグハウスをお持ちの冒険者でしたかな? それならば銃士に問い合わせて、移転先を調べれば宜しい。実はそこの建物で事件がありましてね……」
あ、まずい。話が長そうな人だ。ええい、いいや、正直に言っちゃえ!
「あの、それは知ってるんです。わたし、彼、Pokotasoの知り合いで……」
気持ちよさそうに語っていた口が開いたまま動きを止めた。邪魔されて怒ったのかと思ったら、そうでもないみたい。
アルベルトさんの顔が真剣味を帯びた。なんていうか、失礼だけど、獲物を値踏みするような目つきみたいで、ちょっとイヤ。
でも負けないんだから!
「Pokotasoの事、探してるんです。何か事件に巻き込まれて、身を隠してるんだと思うんですけど、彼は決して悪い事するような人じゃないんです」
「Pokotasoさんの? 失礼ですが、貴女は? えぇと、冒険者の方ですね」
わたしは名乗ると、準冒険士用のシグネットクリスタルを示した。
「ははぁ、ナナコさん、フェローの。なるほど」
アルベルトさんは合点がいった様子で大げさに幾度も頷くと、すたすたと歩き出した。
わたしがまごついていると、彼は振り向き、肩越しに、
「どうしました? ついてきてください。捜査の手が入った後ですが、現場をお見せしましょう」
「え、いいんですか? その……大丈夫なんですか?」
思わず聞いてしまった。アルベルトさんは何という事はないという風に頷くと、続けた。
「ええ、許可は得ています。わたしはPokotasoの国際手配の手続きの為に派遣されてきておりますので」
わたしは心の中でガッツポーズを取った。何でも言ってみるものだなぁ、なんて。
- 383 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/08/31 10:42:32 ID:???
- アルベルトさんの真似をして立ち入り禁止の綱を跨ぎ、彼に続いてモグハウスへと入る。
中は真っ暗だったので、アルベルトさんが灯りを点けた。クリスタル灯の光が部屋の中を照らし出す。多分ルークが怪我をしてから一度も交換していないのだろう、ちょっとだけ弱い。
彼の部屋の中は、一言で言えば「不自然」だった。
引越しの後みたいに家財がごっそりなくなっていて、そのくせテーブルとか、敷物とかが残っている。
「捜査に財産の移譲手続きと立て続けに人の手が入ったもので」
アルベルトさんが、弁解するように言う。そして小さなランプを取り出すとテーブルに置き、火をつけた。魔法的な増幅がしてあるんだろう、部屋の中が一気に明るくなった。
「それでも、Pokotasoさんと交友のあった貴女なら、何か見つける事が出来るかもしれない。どうでしょう、協力して頂けませんかな」
そこまで聞いて、ふと、匂いに気がついた。なんだろ、いい匂いがする。
わたしが鼻をスンスンさせている事に気がついて、アルベルトさんが説明する。
「や、気になりましたかな。恥ずかしながら、パイプをふかすのが数少ない趣味でして、それに使うランプなのです」
調べ物の助けになれば、と火をつけてくれたのだそうだ。油に香料を混ぜてあるのだという。
この火でパイプをふかすと実に芳醇な香りが云々、この香りと相性がいい葉はかんぬん。
どうにも人に解説するのが好きで仕方ないみたい。
ちょっと苦手だけど、別に悪い気はしなかった。
第一、協力を期待しているとはいえ、わたしが部屋を調べるのの助けになればと言って灯りをつけてくれたんだから、このくらいは我慢しなきゃ。
わたしはアルベルトさんと情報交換をしながら、どこかにヒロの手がかりがないか探し始めた。
- 384 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/08/31 10:52:52 ID:???
- 「彼…… Pokotasoは、指名手配されるんですか?」
キャビネットを片っ端から開いて、その悉くが空っぽになっている事を確かめながら、尋ねた。
「左様。しかしまだ、Pokotasoが犯罪を犯したと決まったわけではないのです」
すこしだけほっとする。アルベルトさんはわたしの邪魔をしないように、とテーブルに座ったままだ。
「しかし、こちらの当局は、Pokotasoが二件の殺人事件に直接関与したものと見ているようですな」
思わず手が止まる。
こちらの当局、ていう言い回しが何か他人事みたいに聞こえて、ちょっと複雑だった。突き放してるみたいで不愉快。でも、アルベルトさんが彼を疑ってるわけじゃないから、安心。
聞くところによると、最初の一件は仲間割れだと思われてるみたい。何があったか知らないけど、仲間のフィオ(最初の事件で殺された人の名前だそうだ)を殺害し、止めに入ったルークに大怪我を負わせた。
そして、モグハウスに何か忘れ物か何かを取りに来て、静かにそれを持ち出せないと判断し、警備に当たっていた銃士を殺害。
状況から推理して、辻褄を組み立てるような捜査。彼の人柄とか全然考えに入っていない事に、すごく腹が立つ。
「フィオさんの事は知らないけど、彼、喧嘩したからって人を殺すような人じゃないです」
駄目、何も見つからない。軽く落胆しながら、アルベルトさんに抗議する。
「ですが、オークやクゥダフを殺した事はあるのでしょう?」
返答に詰まる。当たり前の事だと考えもしなかったけど、彼らは確かに獣「人」だ。ただ「敵」という事になっているから、殺しても罪にならないだけ。
「少し話をしましょう、お掛けなさい」
言い負かされてたまるもんですか。アルベルトさんの灰色の目を睨み返しながら、テーブルについた。ランプのアロマがひときわ強く鼻孔をくすぐる。
「Pokotasoは確かにそんな事はしないかもしれない。しかしね、外はPokotasoでも、中身がPokotasoじゃなければどうでょう。これは私達の機関の推論なのですがね」
遠まわしな言い方だけど、別人、ていう事? それも、中身だけ。
様子が変わってしまったクポ。ルークの言葉が脳裏をよぎった。
- 385 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/08/31 10:54:59 ID:???
- >>381
うぁ…落ちたのですね(´д`;
油断した…orz
- 386 :(・∀・):07/08/31 14:53:05 ID:???
- 「朝起きたら自キャラになってた」で物語を書く25
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1188490708/l50
新しく立った本スレにも書いておきましたが、
過去ログ20〜置き場サイトを軽く作ってwikiトップにリンクを張っておきました。
1〜19スレ分も今後追加しておきます。
- 387 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/10 09:06:23 ID:???
- 「突飛だと思われますかな? 実は類似のケースはいくつかあるのです」
アルベルトさんは髭を撫でつける仕草をしながら言う。
つまんではしごき、再びつまんではしごく。癖なのかな、酷く気になる。
「主に冒険者の方の身体を乗っ取り、支配してしまう存在。確証は掴めておりませんが、我々はこれを『虚ろ』と名づけました」
虚ろ……? 聞いた事ある。
髭をいじる手をぼんやり眺めながら、考えを巡らせる。なんだか目が疲れてきちゃった。でも核心に近づきつつあるんだから、頑張って情報を聞き出さなきゃ。
「『虚ろ』に感染する状況ははっきりしていないのです。天晶堂の依頼で何事か調査していた冒険者が感染した、というケースが資料として提出されています。
が、ご存知の通りあちらは秘密の多い貿易会社でしてね。遺憾ながらあまり協力を得られずにいるのです」
手が一瞬止まって、つられてわたしもハッと顔を上げた。いけないいけない、ちょっとウトウトしちゃってたみたい。
「それについて、何かご存知の事はありますかな?」
「ふわぁ、ありませぇん」
寝起きみたいな声で返事しちゃった。怒ったかな……なんて、顔色を伺うと、アルベルトさんは少し表情を和らげて、再び髭をいじりながら話を続ける。
それをまた眺めながら、ちょっとホッとする。
「もう一つ、ホラ・デム・メアの遺跡から繋がる、プロミヴォンという場所はご存知ですかな。そこで感染したらしきケースも報告されているのです」
心当たりがある話題が出てきて、胸を締め付けられるような不安に駆られた。
「心当たりがおありのようですな?」
返事に詰まる。確かに虚ろの調査を依頼されて、ヒロと二人でそこに行った事がある……。
「でも……、短い時間そこにいてすぐ帰っただけだし、そんな事……」
「心当たりがおありのようですな?」
イエスかノー以外の返答を許さない。そんな調子でアルベルトさんが先ほどの質問を繰り返す。もう半泣きになって、わたしは頷くしかなかった。
- 388 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/10 09:07:36 ID:???
- 「お気持ちは分かりますよ。不安でしょう。貴女のせいで大事なご友人が『虚ろ』に冒されてしまったのですから。ほら、今にも胸が締め付けられそうになっておられる。世界が真っ暗になるほどの恐怖を感じる」
言われて、身体が震えだす。歯がカチカチと鳴って噛み合わない。地面がぐらぐら揺れるような感覚に襲われて、倒れそうになる。
そうなの、ヒロ? わたしのせいで、虚ろに冒されたの?
そのせいで、わたしから離れていくの?
気がついたらアルベルトさんがわたしの横まで来ていて、わたしを支えてくれていた。ホントに倒れそうになっていたみたい。
落ち着かせるように身体を揺らしながら、優しい口調で囁く。
「安心してください。私の言う事を信じて頂ければ、Pokotasoさんを取り戻す事が出来ます。そうすれば貴女は安心して安らぐ事が出来る」
胸の奥に、暖かい灯りが点る。
「いいですね、私の言う事を信じれば、貴女は安心し、安らぎを得る事が出来るのです」
「は い……」
唇が震えて、上手く喋れないけど、何とかそれだけ口にした。この人は彼みたいになってしまった人の事を知っているんだから、もっと色々話を聞かなきゃ。この人の話は、希望なんだ。
「貴女のせいでご友人がトラブルに巻き込まれたのだから、貴女が救ってあげなくてはいけません」
わたしのせいでヒロが大変な事になったなら、わたしが救ってあげないといけない。勿論そう思う。
「我々の機関もPokotasoを捜索しています。虚ろの感染者はそれまでの生活や常識を捨て、秩序を冒したり、人々を傷つけたりする傾向があるようですから、野放しには出来ません」
前の方はその通りだけど、後半はどうなんだろう。彼は酷い事を言ったけど、あれはきっと優しさ……だと思う。
「で、でも彼は……悪い事は何も……」
「不安な気持ちは分かりますよ」
再び身体が震えだす。胸が締め付けられて、喉が張り付いてしまうほど乾く。怖い……。
- 389 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/10 09:08:15 ID:???
- 「私の言う事を信じて下さい、貴女の心の平穏の為に真実をお話ししているのです」
あ、そうだよね。アルベルトさんが言うんだから、その通りだよ。
「我々の機関もPokotasoを捜索しています」
さっきよりも少し強い口調で言う。
「ですが、我々だけではPokotasoを抑えられないかも知れないのです」
うん、彼、強いもん。ちょっと誇らしい。
ぼうっと痺れた夢見心地の頭で頷く。なんだかすごく疲れていて、身体が重い。気を抜くと眠ってしまいそう。
「我々も不用意な危険は避けたいのです、もしPokotasoが激しく抵抗するなら、我々は武器を取ってPokotasoを鎮圧しなければならない。最悪、その命を奪う事で。宜しいですかな?」
全身が震えるような衝撃が、ふくらはぎの辺りから頭のてっぺんまでゾワゾワと走った。
なに、それ…… 彼を助けてくれるんじゃないの?
「駄目…… 駄目ぇ……」
イヤイヤをする子供みたいに、身体をひねって否定する。
「Pokotasoを無傷で確保するだけの人員を割ければ済みますが、我々はその為だけにいる訳ではないのです。ですが、貴女次第で別のよりよい結果を得られるかもしれません」
フラフラ揺れていた体を支えるように、アルベルトさんが両肩を掴む。
「貴女が我々に協力して、Pokotasoの捜索に加わって頂きたい。貴女なら治療に応じるよう、平和的に説得できるかもしれない。
そうでなくとも、Pokotasoの事を一番よく知る貴女だ、必要以上に傷つけずに彼を捕らえる事が出来るかもしれない。いずれにしても、大事なご友人の貴女を無闇に傷つけたりはしないでしょう」
うん、彼の事は、わたしが一番よく知ってる。慣れない嘘をついてまでわたしを庇ってくれるくらいだから、わたしの事を大事に思ってくれてるのも間違いない。
「でも…… あの人は強いです…… わたしなんて……」
「その為の力もご提供しましょう。全ては貴女の返答次第ですよ、ナナコさん。貴女は覚悟して、承諾しなければならない。 ……さぁ、このランプの火が消えると、貴女は目を覚まします。いいですね」
耳元で強い口調で囁いた後、アルベルトさんはテーブルの上で煌々と輝いていたランプを吹き消した。ていうか、わたし寝てたの?
- 390 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/10 09:08:55 ID:???
- ハッと顔を上げた。
その気はないけど、うとうとしていたのかも。
「えっ!?」
アルベルトさんが私の両肩を掴んでいるのに嫌悪感を感じて、思わず立ち上がる。
「今、何を……っ」
悪びれた風も無く、彼は両掌を見せた。
「何もありませんでしたよ、ただお話をしていただけです」
ただお話をしていただけで、どうして肩を抱かれなきゃいけないのっ!
「私の言う事は全て信じて頂いて宜しい」
あ、そっか。嫌悪感が霧散して、安堵感が胸に広がる。
理由は分からないけど、アルベルトさんが満足げに頷いた。
「さて、如何ですかな。我々の捜査に協力して頂けますか?」
再び薄暗くなった部屋を回るように歩きながら、問いかけてくる。
協力って言っても…… 彼のためでも、彼を犯罪者みたいに追い回すなんて……。
わたしが返答に詰まっていると、
「貴女が協力していただけないのでは、Pokotasoは我々に殺されてしまいますよ。とはいえ考える時間も必要でしょう、明日このぐらいの時刻にまたここに来ますので、その時までにお返事を頂けますかな」
考えを巡らせるほどに自責の念と不安は増し、協力するしかないという思いは強くなる訳ですがね。
これは彼の声と、わたしの心の声のどちらだったろう? よく分からない。多分アルベルトさんが言った事を、たまたまわたしも考えていたに違いない。
- 391 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/10 09:09:57 ID:???
- 「では、私はこれで失礼致しますよ。返答はくれぐれも遅れないように、暗示が薄れてしまいますのでね」
そう言って、アルベルトさんは出て行った。
後には多分情けない顔をしたわたしだけが残された。
彼が最後に言った事は、結局意味が分からなかった。
ヒロ、あなたを救うために……。
アルベルトさんの言うがままに協力する、その根拠は強く確信できるものではなかった。
だけどわたしの中には、覚悟を決めて承諾する以外の選択肢はもう、思いつきの中にすらなかった。
- 392 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/10 13:37:28 ID:???
- ひとまず外伝はここで一区切り…。
再び名無しに戻りますね〜
- 393 ::(・∀・)::07/09/11 00:16:54 ID:???
- 本スレ堕ちてた・・・
残心;;
- 394 :(・∀・):07/09/12 14:58:46 ID:???
- 新スレ立てられず……
ポケモン祭が収まるまで待った方がいいのかな
- 395 :(・∀・):07/09/16 14:25:04 ID:???
- 念の為誘導。
「朝起きたら自キャラになってた」で物語を書く25.5
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1189604912/
- 396 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/30 07:05:52 ID:???
- ここは、どこだろう。
ふわふわして、考えがよくまとまらない。
ただ、正面にやたらと明るい光を放つものが丸く配置されていて、時々人影がその上を横切ってはわたしの事の覗き込んでいく。
それで、自分が寝かされているらしいという事が分かる。
何か聞こえる。人の声。
「コバルト値が低すぎます、このままこの者に手術を施しても、生命を危険に晒すだけだと思われますが……」
わたしの事を覗き込む影が一つどいて、伺いでも立てるみたいに振り向くのが分かった。
「調整したまえ。その為の権限は与えてあるはずだが?」
聞き覚えのある声。誰だっけ……
「しかし、アルベルト様。それではこの者は精神のバランスを失います」
ああ、そうそう。アルベルトさんだ。
アルベルトさんて、誰だっけ…… 駄目。なんだろう、眠たくて、全然思考がまとまらない。
「それは、何か問題があるのかね?」
冷たい声。ホントにアルベルトさん?
わたしの事を覗き込んでいた人達が縮こまる。部屋の空気まで冷たくなったみたい。
「い……いえ、任務の遂行は可能と思われます。先日のテストでも、Pokotasoへの強い執心が認められましたから、それだけは何としてもやり遂げようとするでしょう」
ヒロへの執心? あれってそういう意味だったんだ……。うん、それだったら、わたし誰にも負けない。
- 397 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/30 07:06:26 ID:???
- 「ならば、このまま続けたまえ。コバルト値の改竄など、さしたる手間でもあるまい。所詮は猫につける鈴だ、その役目を果たしてくれればいい」
かつん、かつんと足音が近づいてきて、新しい影が覗き込んだ。
「ふぅむ…… 素材は概ね良好だが、陥没した乳首と濃すぎるヘアがマイナスだな。これも調整しておいてくれ。ああ、あとバストをもう少し大きくして貰えんかね。もっとこう、ぼい〜んって感じで」
気にしてるのに…… あいつ殺す。
「あ、アルベルト様、これはそういう手術ではありませんので……。それにここは高密度の魔力を飽和させた術室です、中に入られては困ります」
ふむ、とアルベルトさんはつまらなそうに鼻を鳴らしたけど、特に言い返すでもなく部屋を出て行ったみたい。
「ナリーマみたいに壊すつもりか」
アルベルトさんと話をしていた影が、小さく吐き捨てた。誰だろう、ナリーマって。
それきり、会話はなかった。
わたしはまたふわふわとまどろみながら、闇の中へと落ちていった。
目が覚めると、そこは小さな病室で、わたしは貫頭衣みたいな患者衣を着せられて、ベッドに寝かされていた。
そこにはアルベルトさんや、お医者さん……なのかな。ちょっと違うかも、な人達がいて、わたしの事を見ていた。
「おめでとう、ナナコさん。これで今日から貴女も青魔道士です」
アルベルトさんは、開口一番に言った。顔を見て何故か一瞬むかっと来たけど、アルベルトさんが言った言葉が気になって、すぐに忘れてしまった。
青魔道士? なんだろう、それ。
「ですが、今のままでは、貴女は「空の器」。並の人間にさえ劣る、卑しき存在に過ぎません」
きょとんとしているわたしに、彼は話を続ける。
え、ちょっと待って。それって話が違くない?
- 398 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/30 07:06:56 ID:???
- 「なぜならば、青魔道士の力……青魔法とは、敵を喰らい、奪い取って己が血肉としていくしか道はないからです」
アルベルトさんはポンと手を打ち、近くに控えていたお医者さん(?)に何か書き取らせる。
この台詞、取得クエで使いましょう、だって。どういう意味だろ。
「あの、それで、具体的には何をすれば……」
アルベルトさんはお医者さんのメモを確認してから、ようやくわたしの方に向き直った。
「そうですね、お話したとおり、ナナコさんの今の能力は弱い。Pokotasoさんを追うには、力不足かもしれません」
はあ、とわたしは曖昧に相槌を打つ。
「とにかく色んな相手とたくさんの戦いを経験し、相手の命を食らう事です。怪物どもを退治するのでは遅いかもしれない、そうだ、青魔道士を狩るといい」
丁度いま、不法にこの国に入り込んでいる連中がおりましてね。アルベルトさんは事もなげにいう。
でも、青魔道士って、人間……だよね。
「我々はPokotasoの足取りを追います。貴女はその間、力をお付けなさい。貴女の為に装備を用意しました、使い慣れたものを使っていただいても構いませんが、よろしかったら」
そう言って彼が指した先には、わたしの鎧と、真新しい青い革鎧。それと、大きく反った細身の剣が置かれていた。
鎧はパス。ヒロが好きなのは赤だもの。でも、剣は使わせて貰おう。わたしの槍は、こないだ折れてしまったきりだから。
「我々は退出しましょう。用意が出来たら隣の部屋においでなさい、貴女のお手伝いをする人間を呼びましたので、紹介致しましょう」
そういうと、アルベルトさん達は出て行った。
誰もいなくなった部屋で、わたしはベッドから降りた。なんだかまだふわふわしている。
「これでよかったのかな」
ぽつりと、本音が漏れた。だけどもう、後には退けなくなっちゃった。
わたしは頬をパンと叩いて気合を入れると、着慣れた鎧に袖を通した。
- 399 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/30 07:07:33 ID:???
- 病室を出ると、そこは突き当たりだったので、隣の病室がどちらかで迷う事はなかった。
窓から見える街並はここはバストゥーク。すごく遠くに行った気がしていたけど、夢だったのかもしれない。
おっかなびっくり訪れた隣の病室で、見知った顔を見つけてわたしは思わず大声を出してしまった。
「え、ヒロさん?」
「君は…… 君が、あいつの…?」
エルヒロさんも意外だったみたい。手にしていた帽子を落としそうになる。
「なんだ、知り合いかね。君も手が早いな……」
アルベルトさんが呆れたような顔をする。
「そういう事でしたら、紹介はいらないようですな。私は失礼させて頂きますよ」
アルベルトさんは優雅に一礼して、お医者さん達を引き連れて出て行く。
「ええ、お願いしますよ。ただでさえもう四日も押してるんですから」
その背中に、エルヒロさんが言う。
「ああ、そうそう。それから、ルークを当たっても恐らく意味はないでしょう。あいつの性格を考える限りでは、接触するとは考えられない。ただ目を引くだけです」
アルベルトさんは肩越しに振り向くと、
「君の性格を考える限りでは、だろう?」
どこか皮肉の篭った口調で言うと、そのまま去った。
エルヒロさんは深く溜息をつくと帽子を目深に被り、わたしに「歩きながら話そう」と告げた。
- 400 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/30 07:08:07 ID:???
- バストゥークの街は何も変わっていない。
お腹が空いていたけど、恥ずかしくて黙っていたら、エルヒロさんがガルカンソーセージのサンドイッチを買ってくれた。
「ああ、こういうの、あまり好きじゃない?」
エルヒロさんが自分の分に一口かぶりついてから、慌てて言うもんだから、吹き出してしまった。
気が利いてるんだか、ないんだか。こんなところも、やっぱりヒロに似ている。
手の中でいい匂いを放ってるホットドッグを取り上げられたらかなわない。わたしも慌てて、それにかぶりついた。
食べ歩きながら話す。
エルヒロさんは本当にヒロによく似てる。ヒロといつか、こんな風にデートできたらいいなぁ。
込み入った話は、サンドイッチを食べ終わってからにした。
それでよかったと思う。とてもものを食べるような雰囲気じゃなくなっちゃったから。
「あいつの為に……そうか。くそっ、あいつのせいで…」
わたしの身の上話を聞いたヒロさんが、小声で毒づいた。ヒロの事、知ってるんだろうか。それとなく聞いてみたけど、エルヒロさんは黙ったまま答えてくれなかった。
彼の話も、決して愉快な事じゃなかった。
なんでも、アトルガンという国との通商を天晶堂が強引に始めてしまって、向こうの国からいわゆる「スパイ」という連中が入ってきてしまったんだそうだ。
で、国を介した正式な交流が始まるまでは、そういう人達を退治しなきゃいけないんだという。
スパイの大半は青魔道士で、まず冒険者に紛れてこの国のモンスター達がどんな能力を持っているか調査しているから、それをやっつける。
わたしに出来るかな、なんてちょっと弱音を吐いたら、「やる気があるならな」なんて、ぶっきらぼうな答えが返ってきた。
エルヒロさんはすごくピリピリしていて、なんだか怖い。でも、その怒りの矛先は、わたしに向いてるわけじゃない。誰なんだろう。ヒロの事、怒ってるんだろうか?
- 401 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/30 07:08:36 ID:???
- 紛れ込むのは、青魔道士を見つけさえすれば、驚くほど簡単だった。
だって、周りはみんな冒険者なんだもん。むしろスパイの青魔道士の方が、なんだか片言で喋っていて怪しい。
そして青魔道士の所在は、エルヒロさんが見つけてくれるから、わたしはただその青魔道士がいるパーティに参加すればよかった。
わたしくらいの歳の女の子が正冒険士って、やっぱり珍しいんだろうか。
やたらとちやほやされて、逆に気味が悪くなっちゃった。
それとも、女ならなんでもいいのかな。
かわいいねとかなんとか、適当な事ばっかり言ってきて、うんざり。
ヒロはそんな事言ってくれなかった。たとえ世界中の人間からブスって言われても、ヒロが可愛いって言ってくれれば、それでいいのに。
パーティに紛れ込むのは簡単だけど、青魔道士を殺すのはなかなかうまくいかなかった。
チャンスが来たのは、バルクルムで漁師の網を切るカニを退治した後の事だった。
それなりの成果を出してパーティが解散した後、わたしはこっそりその青魔道士の跡をつけた。
そして、後ろから一突き。アルベルトさんのくれた剣は丈夫で鋭利だったけど、わたしの力じゃ切先が沈み込む程度だった。
青魔道士は何か喚いていたけど、わたしはそのまま押し倒して、何度も何度もその背中に剣を振り下ろした。彼は必死だけど、わたしだって必死だ。
彼は最後にぽつりと呟くと、息絶えた。その途端、今までとは比較にならないほどの強い「力」が、わたしの中に流れ込んでくるのを感じた。
遠くから、エルヒロさんが駆けて来るのが見えた。エルヒロさんはいつもいてくれるわけじゃないけど、わたしの事をフォローしてくれる。
わたしは立ち上がると、顔の返り血を拭った。かおにま。それが異国から来た青魔道士の最期の言葉だった。家族の名前か何かだろうか。
わたし、汚れちゃった。ヒロのせいだからね。
- 402 :775 ◆dWeYTO/GKY :07/09/30 07:09:37 ID:???
- 一区切りとか言っておいて、その後のプロットと折り合いがつかず追加しちゃいました。
今度こそ、しばらく名無しに戻ります。
- 403 :竜騎がゆく ◆OGiz5i2nGA :07/10/12 01:22:16 ID:???
- 物の見事に規制をくらいました……orz
というわけで、気を紛らわせるためにこちらに書き込みを。
あーいった話を書いていると、色々と調べたい物が出てきたりします。
そして、調べてみた訳なのですが……。
サンドリア史に萌えました(ぇ
- 404 :(・∀・):07/10/30 07:18:00 ID:???
- どうも、アク規がずっと解けない管理人です。
ぼやぼやしている内にまた業者が悪戯したらしく、先代様の助けでどうにか事なきを得ました。
あれからずっと、「メンバーのみ編集可」になっているんですが、「編集したいのに出来ない・・・」という方はおられますか?
今回の業者騒ぎは下記のような深刻な被害を受ける可能性がある為、軽々しく「やっぱ解除します」とは行かない様子。
日時を限定して解除するか、あるいはLivedoorIDを取得頂いて編集メンバーとして許可を出させていただく方向で対応したいと考えています。
ご協力頂ければ幸いです。
※実際に聞いている被害
・キーロガー等によるキャラクターのハック。
ハックを受けたキャラクターは高額装備を全額換金の上別サーバに送られ、バザーキャラにされているとか。
ちなみにサーバ移転費用はクレジットカードなどで決済している場合、正規ユーザの負担となります。
・他にも、これはまだ聞いていませんが、キーロガーされた場合、何らかの重要な登録情報を悪用される危険があるようです。
↑
どなたかこれをネ実のスレにカキコして頂けないでしょうか……お手数かけて申し訳ないです。
- 405 :(・∀・):07/10/31 22:23:03 ID:???
- すまん、気づくの遅れたヽ(;´Д`)ノ
いま転載します〜〜
- 406 :(・∀・):07/11/01 09:19:02 ID:???
- >>405
ありがとうございます。
そしてまだ規制が解けません('A`ドウナッテンノ
>まとめの方、livedoorIDがあるだけじゃ編集できないようになってるのな今。
>管理人殿にクレクレするときは捨てメールかなにかを使えばいいんだろうか?
代わりにこちらでお答えします。
お互い手間が増えてしまうのであまりスマートなやり方とは言えないのですが、
本スレかこちらに取得したライブドアIDをレスして頂く形にしようと思います。
一応編集作業をすればIDは分かってしまうのですが、掲示板にそれを晒すのが
煩わしいという方は捨てIDを取得して頂ければと思います。
ID自体は当然業者でも取得できます(掲示板やwikiを荒らしているのは現地の
土人ではなく日本人と思われます)ので、可能ならコテハンでレスするか、
どのような編集を意図しているかも併記して頂ければ助かります。
ID作るのが難しく、ただwikiに何らかの改善を施したいのであれば、
改善内容をレスして頂ければ(即時対応出来るとは限りませんが)自分の方で
対応させて頂きたいと思います。
ご迷惑お掛けしますが、よろしくお願い致します。
- 407 :Lead_161 ◆zmxSLEadCU :07/11/04 23:22:29 ID:???
- 前スレ編集のため、私のID解除をお願いします。
(IDはトリップをすべて小文字にしたものです)
また、当方のまとめ「第23話03」の最後、04へ飛ぶリンクが
業者URLに書き換えられたままなのを発見しました。至急修正の必要があります。
URLは、http://www■articlelin■com/fc2/
です。踏まないようにお願いします。
- 408 :”管理”人セブン :07/11/05 18:27:22 ID:???
- >>407
追加しておきました。
また何かお気づきの点等ございましたらご指摘下さいませ。
ご不便おかけして申し訳ないですが、よろしくお願いします。
- 409 :Lead_161 ◆zmxSLEadCU :07/11/05 23:13:34 ID:???
- >>408
ありがとうございます。
前スレに投下した自分の分は、編集を完了いたしました。
- 410 : ◆MwNTY7GtwI :07/11/13 16:50:11 ID:???
- >>406
ご…ごめんなさい気づくのが激しく遅れてしまいました…_| ̄|○
えと、raindrop0207というIDを取得してましたので、解除をお願いします。
まあ前スレの追加程度しかやることもないという体たらくですが(´Д`;)ヾ
本スレの方でのんびりウィンで暮らしておられる保守の方、
そのうち何かひと波乱ないものでしょうかw
ということで、お手数おかけします_(._.)_
気づいたときにでも宜しくお願いします〜
- 411 :(・∀・):07/11/16 01:12:24 ID:???
- >>410
気づくの遅れました!
編集者リストに追加しましたので、確認お願い致します。
- 412 :(・∀・):07/12/01 18:44:09 ID:???
- 落ちてたんだがどうしたものかヽ(;´Д`)ノ
誰か立て直せませんかー
- 413 :(・∀・):07/12/01 20:30:03 ID:???
- 立てようと思ったら立てられませんでした。
どなたかお願いします(´Д`;)ヾ
- 414 :(・∀・):07/12/02 04:35:25 ID:???
- わたしも無理でした(´;ω;`)
- 415 :(・∀・):07/12/03 20:08:29 ID:???
- 板移転に乗じて何食わぬ顔で立ててみる!
- 416 :(・∀・):07/12/03 20:21:49 ID:???
- 「朝起きたら自キャラになってた」で物語を書く27
http://live27.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1196680121/
立ててきたよー
>>本スレ10
実は知ってた! でもありがとう!
- 417 :(・∀・):07/12/03 21:50:23 ID:???
- >>416
どうして表示されているURLとリンク先が違うんだ?
http■//fast■ioってどこだ?
- 418 :(・∀・):07/12/05 16:08:59 ID:???
- >>417
fast.ioは、リンククッションサービスだそうで、ime.nuと同じくリファラ対策らしいです。
要はアクセス先の解析などで、どこにリンクが貼られていたかをごまかすためのものですね。
なので、IEで見るとリンク先とURLが違うのですけども、ギコナビなどから見れば同じURLで表示されます。
自分もあまり詳しくないので、納得できる説明にはなっていないかと思います・・・すみません。
- 419 :ナココとルーク ◆KmFPUe6PWI :07/12/17 20:11:17 ID:???
- 皆様お久し振りです。
とんでもなく今更ですが編集作業の為に解除をお願いします
ID:nacoco2007
- 420 :”管理”メン :07/12/25 04:08:17 ID:???
- >>419
ごめんなさい、今気づきました!
追加いたしましたので、動作の方確認お願い致します〜
すいませんすいません、本スレだけ見て「そっかぁ解除待ちなのかぁ」と
決め付けてました(´;ω;`)
- 421 :609 ◆dWeYTO/GKY :07/12/25 07:49:01 ID:???
- ついでに違う外伝をひっそり書いて見ることにする(´・ω・`)ノ
- 422 :もう一人のヒロ ◆dWeYTO/GKY :07/12/25 07:49:52 ID:???
- デジョンで戻った場所は、ジュノ天晶堂内に設置されたホームポイントだった。
ホームポイントと言い習わしているが、こちらの魔術師達は「目印」という言葉でこれを呼ぶ。転移魔法を使う時、ここに呪物を置いて文字通りの「目印」にするのだ。
おれの呪物は一枚の粘土板だった。これに魔法回路を刻んで、転移の際の道標にしている。
おれはフィオの死骸をそのへんに転がすと、堅くなった筋をほぐした。
帰り楽をしようとサポ黒に設定していたのだが、それが災いして強気に出る事が出来なかった。
「あいつもこっちに来たのか」
Pokotaso。誰よりも近しい隣人の来訪。正直のところを言うと、その感想は複雑だ。
おれはたしかに自分が許せない。こっちにきて、ゲームとかネットとか、そういう逃げ場をなくした時、おれは色々考え、自分がいかに醜い人間だったかを改めて自覚してしまった。
いい歳してろくに仕事もせず、ただ一日ゲームして、ネ実に貼り付いて知らない奴をおちょくって、そして年取ったおふくろに食わせてもらう。
そして、最悪な事に、いくらそれを自覚したところで、おれはやり直せない。こっちにおふくろはいないし、リアルに帰ってもリアルのおれは別にいる。
こういう事は稀にあるらしい。どうも魂ってやつは、不可分なものではないみたいだ。
そのリアルのおれも来訪者としてこっちに来た。
おれはやり場がなかった怒りをぶつける相手を得たわけだ。
あいつの顔を思い出すだけで苛々するのは、半分怒りで、残り半分は多分喜びで、そしてその二つがおれの中で折り合いをつけられずにいるからだ。多分。
おれは帽子を脱ぐと、ガリガリと頭をかきむしった。思考を放棄して気持ちを切り替える時の癖だ。禿げると心配されても、なかなかやめられない。
考えても仕方がない。今は仕事の途中なんだ。
誰もいない薄暗い部屋を出て、フィオを蘇生ルーチンに乗せる手続きをする為に、おれは担当のところを訪ねた。
- 423 :もう一人のヒロ ◆dWeYTO/GKY :07/12/25 07:50:59 ID:???
- 途中、二人のGMに呼び止められた。ミスラとタルタルのコンビで、非番の時はよくつるんでいる。
ヒュームの姿をしていないGMを、おれは彼らで初めて見た。その事を告げると、「そりゃ一回もサポートの仕事はしてないからな」などと頼もしい答えが返ってきて、呆れたっけな。
ミスラの方のGMが壁にもたれたまま、訪ねた。
「ヒロちん、今帰りにゃ?」
見れば分かるような、内容のない質問に、おれは頷いて曖昧に答えた。
彼女はケットシーの号で呼ばれている。ベルフェゴールと親しかったので、その繋がりで知り合った間柄だ。
タルタルの方はさらに彼女を介して知り合った、知り合いの知り合いの知り合いだ。こちらはクジャタと呼ばれている。
「仕事はもう終わりなんだろ? 遊びに行こうぜ」
膝くらいの丈しかないタルタルが、生意気そうな笑いを浮かべた。タルタルらしく、魔道士らしいコートに身を包んで、鍔広のとんがり帽子を頭に乗せている。
ちなみにケットシーの方は太股が大きく露出した金属鎧に、邪気眼なギザギザ装飾のついた両手剣という出で立ちだ。ミスラの太股は大好物なのだが、どうもこいつからはネカマの匂いがして素直に萌えられない。
「すんません、もう一仕事あるんす」
おれは一応頭を下げて辞退した。蘇生ルーチン手続きの最終承認はアルベルトがいないと出来ないから、申請だけならすぐ終わるのだが、こいつらのお供は正直面倒くさいし、故あって協力したくない。
こいつらは無敵の装備を持ってるくせに、趣味半分で装備を色々集めている。この間はケットシーのおもちゃを取ったから、今回は多分クジャタの用事だろう。
タチの悪いことにこいつらは、飽きたおもちゃを面白半分で競売に流す。こいつらのせいで予定に無かったアイテムをなし崩し的に実装されられた例もあるそうだ。
孔雀の護符にスピードベルト、リディル、等々。協力したくない最大の理由はこれだ。管理する側でなければ大歓迎なのだが。
今回は何を取りにいくのかしらないが、テレポ要員が欲しいとか、そんなところではあるまいか。
「フィオが、来訪者に殺られたんで」
二人は特に悲しんだ様子は見せなかった。
「立て続けにニ落ちにゃ? フィオちんも趣味人だにゃ」
お前らも相当なもんだけどな。
- 424 :もう一人のヒロ ◆dWeYTO/GKY :07/12/25 07:51:52 ID:???
- おれの身体が空くのを待つ気はないが、別に仕事の邪魔をする気もないらしい。
二人はすぐ代わりのテレポ要員をどうするか相談を始める。
いかにも興味をなくした子供みたいで、おれが暇乞いをしてもいい加減な返答が帰ってきただけだった。
天晶堂の中でも、GM達の区画は他から隔絶されている。ここは許されたメンバー以外出入りを許されていない。
立場上はアルドの下ではあるが、実質あいつらを自由に使っているようなものだ。
ここは治外法権だ。気楽といえば気楽だが、面倒な部分もある。
その際たるものが、掃除だ。通路の左右にはここで買ったのかリアルから持ち込んだのか知らないが、本棚が立ち並んで、ところせましと漫画や雑誌、果ては戦車模型や美少女フィギュアまで詰まっている。
それでも入りきらないものは床に転がっていて、踏まずに歩くのに苦労する。
ここはバストゥークほど埃だらけではないが、海の上にあるせいか湿気が酷い。
おれはまだ見ていない雑誌を何冊か手にとって開いてみたが、紙が湿気を吸ってめくりにくいことこの上ない。ああ、手袋を外せば幾分マシなんだろうか。
「へぇ、大事にするとか言っといていきなり孕ませかよ。少年誌でようやるわ」
フンと批評家気取りで鼻を鳴らすと、ヨレヨレになった雑誌を放り、おれは仕事に戻った。
目的地は、橋の最下層に近い場所にある一室だった。そこ一帯は部屋の主の性格を反映してよく整頓され、クロスワードパズルでも出来そうなくらい、防護魔法が壁にびっしり掘り込まれている。
ノックして入った室内は、片付いているが陰気に満ち、整頓されているというよりはどこか殺風景で、人間味が欠如していた。
「お帰りなさい。何かあったのですか?」
一人のガルカと何かまじない遊びのような事をしていた髪の長い女が立ち上がり、おれに尋ねた。
この部屋の主。ユニコーンの名を関するGMだった。
- 425 :もう一人のヒロ ◆dWeYTO/GKY :07/12/25 07:52:26 ID:???
- 「……そう──ですか」
事の次第を聞いたユニコーンは、長い睫毛を伏せて溜息をついた。
こいつはいつも、誰かが死ぬ度にこんな風に悲しむ演技をする。
「そんな訳なんで、蘇生ルーチンをお願いします。パンデモニウム様の方に連絡を取っときますんで、最終承認の前工程まで」
お願いします、が被って語呂が悪かったので二つ目を省略する。
おれはお悔やみごっこに興じる彼女を醒めた目で見下ろすと、さっさと退出しようと、膝に乗せていた帽子を被って立ち上がった。
「待ちなさい」
静かだが、強い口調で呼び止められる。
「あのフィオの最期の様子を、少しでも教えてくれませんか」
死を些細な事にしてしまわない為にも、と下っ端のおれに頭を下げる。
ユニコーンのいつもの病気だ。限定的ではあるが死という人類共通の不治の病すら癒す力を与えられた彼女は、「命の重さを忘れてしまわないように」とかほざいて人が死ぬ度にこの儀式をやりたがる。
おれは唾棄したい衝動を抑えながら振り向き、悲しみに暮れるふりをする女に言い捨てた。
「あまり共感できませんね、そういうの」
人が死ぬのは悲しい事だ。だけど、戦士が戦って死ぬのは仕方がない事だ。
戦士の死を悼むのが悪い事だと思っているわけじゃない。だけど、ただ迷い込んだ来訪者や、障害となるヴァナ・ディール人を虫のように殺しておきながら、身内の死だけは神聖視するなんて、贔屓にもほどがある。
……とは、さすがに言わなかった。従者のガルカが険しい顔でこちらを睨みつけているからというのもあるが、おれにもそれなりの分別があるという事だろう。
重たいが滑りのいい扉を押し開いて外に出る。
ユニコーンは何も言わずにおれを見送った。
- 426 :もう一人のヒロ ◆dWeYTO/GKY :07/12/25 07:53:10 ID:???
- 以上です(´・ω・`)ノ
- 427 :(・∀・):07/12/30 22:00:54 ID:???
- 保守話書いている間に落ちるスレってなんなの?
すみませんでしたorz
- 428 :(・∀・):07/12/30 22:13:28 ID:???
- 同じく今気づいた…ごめんなさい(´Д⊂
立て直せるか試してくる
- 429 :(・∀・):07/12/30 22:23:15 ID:???
- 「朝起きたら自キャラになってた」で物語を書く28
http://live27.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1199020816/
立てたー! 一発で通ってよかったです。
- 430 :(・∀・):08/01/04 12:07:53 ID:XcUhMdA8
- 新しいです武器.防具
FF11/FFXI全く新しいです武器.防具一覧
詳細はリンク先ページを参照下さい。
http://www.homepagenir.com/linef1
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