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朝起きたら自キャラになってた:避難所
- 1 :Furcifer ◆MwNTY7GtwI :06/08/14 18:16:42 ID:xE5Y6dr0
- 朝起きたら自キャラになってヴァナにいた。。。という前提で
ストーリーを作っていくスレ、の避難所です。
前提さえ満たしていれば、大抵どんなブッ飛んだ設定で物語を展開してもおk!
基本的に作者様毎の物語はそれぞれ別物です。互いに矛盾や理不尽があってもおかしくないです。
あと、ででおの話を書かれても構いませんが、ででおの話を書く趣旨のスレじゃないです。
保管庫
ttp://ss.ga4.net/
ttp://wiki.livedoor.jp/jikyaramatome/d/FrontPage
前スレ(保守し損ねましたごめん…! orz)
お題:自キャラになった、でお話を書くスレ12(dat落ち)
http://live19.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1153151289/
さしあたってこちらに避難&誘導させていただきます。
ネ実に13を立て直すか、ここを13として続けるかはそれから考えましょう。
- 319 :21・Air:07/07/09 11:28:50 ID:???
- 投下します。
■*いしのなかにいる*
雨が降り注ぎ、冷たい水に沈んでいく。はるか遠くで声が聞こえる。弱く輝く宝石…誰にも渡してはいけないけれど、動けない…。ほのかに石だけが暖かい。雨に沈んでく。
- 320 :21・Air:07/07/09 11:29:59 ID:???
- ■ヴェ・ルガノン宮殿
気がかりな夢のつづきは夢だった。
滑らかな曲線と直線で構成された、巨大なホール。すべてが淡い青白く光る石。表面には所々にルーン文字を思わせる記号が彫り込まれている。
けれど幾何学と人工で支配されるのを拒むように、一抱え以上ある木の根が所々に張りだし、足下を水でぬらす。永遠の時間と静寂が、空間を重く支配している。
いつしか隣に見知らぬ女性。整った顔立ちと強い意志を宿した瞳。
だが夢とはいえ衝撃を禁じ得ない。黄色いボディコン衣装。薄い布地は体の線を強調し、たわわに揺れる胸、くびれたウエスト。長い脚。…うらやましい。羽毛飾り、ピアス、首飾り、腕輪などなどアクセサリ。
あなたバブルのジュリアナから来られましたか?タイムマシンはドラム式ですか?
「ねぇ、無事にすべて終わったら、私と一緒に世界を旅して回らない?」
「はい?」
予想しなかった問いに、間抜けな返事。
ジュリアナはニコニコと会話を続ける。
「なにを突然って顔ね。ふふ。約束よ」
小指を差し出された。ゲンマンして世界のクラブでも踊り回るつもりか。本当に突然だよ。ともかく細く白い指と、指切りをする。無邪気に笑うジュリアナ星人。
「そろそろ行くわ。いい?約束忘れたら承知しないからね」
ブーツを鳴らし、おっぱいを揺らし、小走りでどこかへ行った。さすが夢だなぁ。
- 321 :21・Air:07/07/09 11:33:53 ID:???
- ■ル・オンの庭
通路から外に出たそこは、石造りの庭園。ひときわ大きな樹の根本には、人工的な直線の水路があった。水の流れを追っていくと、その先はすぱりと庭園が終わり、遙か下方の雲の海に水が落ちていく。
体を乗り出し遙か下を望めば、遺跡の落とす影が丸く雲にうつる。空に浮かぶ遺跡。ここは言っておかねばならない。
「ラピュタは本当にあったんだ!」
遺跡のフチに、足を空中に投げ出して寝そべる。
と、背中で尻を踏み付けたような感覚。ふさふさした尻尾が生えている。色は白。そういえばハダカ。夢だし。
他もいつもの自分の体ではない。女らしい、というよりはひきしまった体。肌も白い。脚が長い。感動。頭に手を伸ばせば、猫耳。ぴこぴこぴこぴこと自分の意志で動かせる。また感動。
「あ、FFのミスラか!!」
なんの夢かを思い出した。よく見れば桃色の鳥が空を舞っているし、壺が浮いていたり、土偶人形が立っている。随分前にFF11は引退して、この風景を忘れていた。
仲間は今もゲームを元気にやっているのだろうか。ぶらぶらと脚と尻尾を揺らす。今日はなつかしい、良い夢だ。花の甘い香りと小さな羽虫。眼下にはどこまでも雲。
- 322 :21・Air:07/07/09 11:35:53 ID:???
- しばらくとりとめもなく思い出にひたっていると、足音が聞こえた。身を起こし立ち上がる。黒装束をまとった巨躯が、通路を通って現れる。おぉ、ガルカ!懐かしい。でっかい。こちらと目があったガルカの第一声は、ジュリアナと同じくらい意味不明。
「もどれ、自由は、ない」
好意の一片も感じ取れない。負の感情を秘めた、地獄の底から響くバリトン。
「断ったら?」
笑顔で聞いた。夢の中の私は超、強気だ。ガルカは私の身長よりも長い日本刀を、ぬたりと抜きはなつ。わかりやすい返答。ざわざわと気配が絡みついてくる。
そして、動いた。ガルカが間合いを詰め、ごうと刀を振り下ろす。斜に体を沈め、そのまま伏せて四つ足で横っ飛び。
着地したとき、右腕に鋭い痛み。すっぱり裂けて血が出ている。
…痛い?夢の中で今まで痛かったことはない。夢を見たときにほほをつねってみるといい。麻酔をかけたように感覚がないから。つまり、これは、夢じゃない?!
「もしかして、これは」
ぐるぐると混乱しかける思考に、突然の閃き。そう、昨日見たスレッドが思い出される。背中にじっとりとした汗と悪寒。Q・昨日寝る前に読んだスレッドは?A・「朝起きたら自キャラになってた」
/sh「うはwwwおkwww!!1!11!!!」
咄嗟に出たのはマクロかもしれない。そういえばNaitouプレイをしていた事があった。自分だったらそんな悲鳴はあげない。本当にヴァナディールにいるのかしら。などと考えてる場合ではなかった。
ガルカは踏み込み、刀で横なぎに切り払ってくる。何とか今度も飛びすさる。普段の自分なら両断されていただろう。少しはこちらも速いらしいが、何とか糸口を見つけ…。
その思考を腹部の鈍い、重い痛みが中断する。見たくない。のに、視線が勝手にひきつけられる。おなかの中心を左から右へ真一文字に、白い肌に桃色の肉が開いている。
じわりじわりと血がにじみ出るのが、コマ落としに見える。見るんじゃなかった。脚がストンとおちる。
ガルカは正面に立ち刀を、振り上げ、振り下ろす。ゆっくり、ゆっくりと刀が迫る。
お・わ・り。
- 323 :21・Air:07/07/09 11:37:24 ID:???
- に、なってたまるものか。体を跳ね上げ、踏み込む。ガルカの手が肩にぶちあたる。腕と腰元をつかみ、身をひねり、腰をぐいとあげて背負い投げ。
ガルカもさるもの、右足を出し踏みとどまる。そこで伸び上がり、ガルカの顔に頭突き。顔を狙った頭突きは身長差でアゴに直撃。くぐもった声を背に、あらためて背負い投げ。ガルカの体は宙に舞った。宙を舞うガルカが声をあげるが、時すでに時間切れ。
勝利は確定だった。…背負い投げの結果、空中に投げ出されなければ。そういえば遺跡の端に座っていたんだった。
「GYEEEEEYAAAARRRRR!!」
かわいい悲鳴をあげる余裕はとてもない、私も宙を舞っていたから。ガルカがゆがんで空中に消えた。ぅゎずるぃ。
遺跡が加速して上に遠ざかる。だめだ、これは。妙に頭が落ち着いている。せっかくだしスカイダイビングを楽しもう。FedExに電話したらパラシュート届けてくれないかな。
ものすごく空が青い。鳥になった気分。カメラで撮って、友達に絵はがきを出そう。雲がぐんぐん近づいてくる。ああ眠い。意識が薄くなってきた。これはやっぱり夢。
- 324 :21・Air:07/07/09 11:41:15 ID:???
- ■*ささやき*
体が重く動かない。冷たく青い光だけが見える。永遠に続く眠り。美しい唄声が、遠くから聞こえる。そうしたら、心臓がきりきりと痛む…心が暗い気持ちに染まっていく。いやだ。何も見えない、目の前がゆがむ…いやだ。なにも、みえ、な…
- 325 :21・Air:07/07/09 11:42:40 ID:???
- ■どこかの小屋
「うわわわあっ!!んぎっ、か、か、くぅ」
悲鳴を上げて飛び起き、なにかに思い切り頭をぶつけた。チカチカ星よ、頭をまわれ。猛烈に痛む頭をさするとフサフサした耳。頭の横には…耳がない!じっくりと体を見ればミスラ。またハダカ。夢のつづき?
さて…大きく息を吐いて、脚がはみ出る小さな木のベッドに倒れ込む。ところどころ光が漏れる板張りの小屋、窓からはやわらかい日差し。
少なくとも自宅ではない。外からは波の音森のニオイ。釣具やカゴ、網が雑多に転がっている。
「夢…?」
頭が痛い、ぶつけたせいだ。夢ではない気がして、ここまでの記憶の糸をたどる。
昨日はタンポポコーヒーを作ってみようと、大きな植木鉢に種をまいた。夕方には激しい雨、遠雷がゴロゴロ鳴っていた。雑多な家事や、ネットをしたりして11時に寝た。
…それからなにか、夢を見て。つぎは空島から落ちる夢。そういえば傷跡がない。おなかをなぞってもキレイなものだ。やっぱり夢かしら。
それともやつぱりヴァナ・ディールに居るのかな。夜見たスレッドにはそんなことが書いてあったけど。
そうだ、名前。air、アリア。そうだけどちがう。現実の名前は…?アイリス?そんな日本人離れした名前のはずない。
チヨコ?そうだ、千代子。少々記憶がこんがらがっている、アリア(air)はヴァナディールの名前だった。
そこまで考えたとき、砂を踏む小さな足音が聞こえた。扉が開けられ光が差し込む。
「気がついタル?」
素早く身を起こし、部屋に入ってきたタルタルをがっきと捕まえる。
「な、なにするタルっ!?」
そのままひょいと抱え上げ、あぐらを組んで脚の間に座らせる。
「しばらく、こうしてくださいっ!」
「…だ、だいじょぶタル?」
そっと手を添えてくれる。タマネギのようなトンガリ頭、コロコロした瞳がこちらを心配そうに覗き込んでいる。
体の震えが止まらない。嬉しくて。
ミスラの座り方は実装当時あぐらで、あまたのタルタル達が吸い寄せられた。今の座り方はなんだ!タルタルホイホイはガルカだけの特権で良いのか!今こそ立てよ!ミスラたち!まあ座るんですけどね、あぐらだけに。
そうジュノ大公の宮殿でシャウトした私が。今ついに、あぐらの間にタルタルを座らせている。ああ、もう死ぬ。
ひとしきり満足して、床に置く。ちぃさいなぁ。かわいぃなぁ。持って帰りたい。タルくんの顔が真っ赤だ。苦しかったのだろうか。
「も、もういいタッ?ふ、ふ、服はそのへんのを適当につかタッルッ」
タルくんはすばやく部屋を出てしまった。あ、ハダカやん。わっふるわっふる。
- 326 :21・Air:07/07/09 11:44:15 ID:???
- ■ルフェ湖・岸
青い空、透みわたる湖、まぶしい太陽。小さな入り江の崖岸にへばりつくようにその小屋は建っていた。
少し落ち着いてからタルくん、いや、マーティンに話を聞いた。私の大好きなタマネギヘヤータルタルで、もうすぐ29歳(には見えない)。
いつもここ、セルビナ近くの湾で釣りをして暮らしているそうだ。…やっぱりここはヴァナ・ディールなんだ。
2日前、彼がいつものように釣りに出て、大物だと思ったらミスラが釣れたそうだ。私は飛空挺から落ちたと説明しておいた。
「と、ともかく、目が覚めて良かっタル」
話の間彼が視線をそらすのは、布きれを巻いただけの格好だからだろう。
タルタルの服は小さくて、はけそうなものはマーティンの釣った、錆びたサブリガ&レギンス。…なんで釣れるんだ。あとで洗ってなんとかしよう、いや、する。
「なにもないとこだけど、ゆっくりするといいタル」
「ありがとう」
日が暮れるまで、いろいろと考えた。
まずなぜこうなったかは、わからない。だいいち自分で来たわけじゃない。考えないことにする。
スレッドで見た他の人たちも、こうしてヴァナ・ディールにいるのか。自分の状況を考えれば、あり得ないことではない。
状況の疑問を考えても頭がこんがらがるので、これも軽やかに頭から追い出す。
いったい今後どうするのか。元の世界に戻る、には理由がない。
色々な事があって家族は居ない。身近な知り合いもほとんどいない。自分が食べるだけの生活で満足していたし、それなりの蓄えもあった。ゆっくり暮らせばいいかと思っていた。
テレビも雑誌もない生活をしていたから、あまりこちらで困ることはなさそう。いや、ウォシュレットは懐かしい。アレがないというのは、慣れるのに時間がかかりそうだ。
こっちで暮らすのも悪くないさ。サブリガを洗いながら得た結論だった。べ、べつにお肌スベスベに若返ったからとか、タルタルが居るからじゃないわよ。と誰かに言ってみたかったが、相手は居ないのでため息一つ。
夕食はマーティンの釣ったバスを刺身にしてごちそうした。軽く湯引きするのがコツ。粉を練った、パンのようなもの。新鮮な魚が手に入る住居というのはすばらしい。
「そうそう、アリアはこれからどうするタル?」
「ん〜、あてもない旅だし、よかたらしばらくご一緒させてもらえませんかニャ?」
「僕はかまわないタルが、こんな何もないとこでい」
「ありがとにゃー」
「タルっ!?」
抱きついたら、じたばたとマーティンはあわてている。可愛い。タルタル可愛い。やっぱり…こっちの世界の方が良いナ。
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